幼稚園、小学校、中学校と一緒だった友人が癌で死にました。

2年前の令和4年、中学校の同窓会を開くことになり、幹事となった私が、同窓生に開催通知を出したところ、私を訪ねてきたのでした。

癌の治療中なので同窓会には出られないけれど、新薬オプジーボを投与されてから、劇的に良くなってきているとの話がありました。

一時は、胃がんだか肺がんのステージ4、上腕の骨にも転移し、余命数か月とも言われたけれど、大学病院でこの治療を受けて、肺の癌細胞が5ミリ程度に縮小したとも話してました。

少しなら酒も飲めるようになったというので、その年の12月に、中学の時の部活仲間数人が集まって、快気祝いのまねごとをしましたっけ。

それが、先月、帰らぬ人となってしまいました。近所に住むお兄さんの話では、今年に入ってから体調を崩し、もはや、高額な新薬治療を続けても意味がない状態になってしまい、緩和ケアへと移行したとのことでした。

20年近く前、彼は奥さんを癌で失いました。そして、自らも癌の餌食になったのでした。