先週の月曜日、入所していた特養で亡くなりました。
葬儀社へ連絡し、バタバタと手続きを進め、一昨日の通夜、昨日の告別式・火葬となりました。
義母は義父と死別後ひとり暮らしとなりましたが、その1年後、たまたま私の家の近所に売り物件が出て、まさに「スープの冷めない」距離で私たちのそばで暮らしてもらえるようになりました。平成13年のことでした。
平成26年に自宅で転倒し、片足の大腿骨を骨折してしまいました。退院後、本人の強い意思で自宅療養を続けましたが、その3年半後、今度はもう片方の大腿骨を骨折してしまい、3か月の入院治療を受けました。
退院後の完全車いす生活にどう介護していくか、強く自宅療養を希望する母に施設入所は無理強いできません。そんな折、すぐ近所で「地域密着型特別養護老人ホーム」がオープンすることとなりました。
既設の特養ですと100人待ちとかがふつうですが、新設なのですぐに入れる可能性があります。そして、ユニット型個室です。しかも、私の家から歩いてでも10分かからずに行ける場所にできたのでした。
本人がかたくなに拒否するとなれば致し方ありませんが、とりあえず見るだけでもということでオープン前の施設見学会へお連れすることができました。
なんといっても個室、しかも新設、地元・・・義母はとても気に入り、入所申し込みをすることとなりました。両大腿骨骨折による要介護2判定であったこともあり、幸いにも開所当初からの入所となりました。令和元年7月のことでした。そして5月12日、享年97歳にて往生となりました。死因は老衰との診断でした。
両大腿骨骨折にも関わらず、7年間生き永らえることができたのは、施設ケアのおかげであると心底思っております。施設の方々、お世話になりました。ありがとうございました。
