この言葉は、いつごろからよく使われるようになったのでしょうか。少なくとも私たちが子供の頃は、ほとんど見聞きしない言葉でした。
もちろん、一風変わった子、何を考えているのかわからない子などはいるにはいましたが・・・ジョン・レノンの歌詞に出てくるNowhere Manのような子が・・・
ある記事を目にしました。それによりますと、2006年の時点では発達障害の児童数は約7000人でしたのが、2020年には9万人を超えたのだそうです。さらに、2022年に行なわれた調査では、小・中学校において発達障害を疑われる子供が8.8%もいることが明らかになったそうです。
もちろん、慎重な診断を経てのケースもあるでしょうが、中には、安易に「この子も発達障害かもしれない」と考える教師たちが増えてきたのではないかと危惧しております。
「昔の子供は午後8時くらいに寝るのが当たり前でした。そこで睡眠時間をしっかり取るように指導したところ、子供たちの症状は落ち着きました。子供の脳は18年かけて発達するので、それを支える生活習慣がとても大切なのです。『早寝、早起き、朝食はしっかり摂る』をぜひ心掛けてほしい」と、ある専門医は指摘しています。
家庭や教育の現場で、手を焼いている子供に対して、かんたんに発達障害のレッテルを貼り付けてしまってはいないか、9%近い子供たちがそのレッテルを貼られるなんて、ほんとおかしいです。