衆議院選がスタートです。

昨日の午後には候補者ポスターの掲示板設置が始まりました。国庫から600億円をかけて行われる総選挙がスタートします。わが国における最大の政治ショーが幕を開けます。

「自民党は9日、衆院選の1次公認候補予定者として計279人を決定した。派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、収支報告書に不記載があった議員と選挙区支部長の計12人は公認しなかった。不記載があった他の34人については公認したものの、比例選の重複立候補は認めなかった。」と新聞で報じられました。

衆議院議員定数は、小選挙区選出が289名、比例区選出が176名の計465人です。自民党は果たして単独過半数の233議席を確保できるでしょうか。それが叶わぬとしても、公明党と合わせてで過半数を維持できるでしょうか。

当てずっぽうで申し上げれば、単独過半数は届かないまでも、現与党勢力の過半数割れまではいかないのでは・・・有権者の多数を占める無党派層(支持政党なし層)の多くは、右傾化とまではいわないまでも、保守化しています。NISAやiDecoを始めた人たちは、株主の端くれになったわけで、政権の不安定化を嫌います。あるいは、民主党政権時代の、あの混乱を思い起こし、政権交代への拒否感を抱いている人もまた多いことでしょうし。

ところで公明党は、自民党が非公認にした議員のうちの2人を推薦の扱いにしたとの速報が入ってきました。これからどんなドラマが起きるか予想もつきませんが、総選挙後の特別国会での首班指名が最大のクライマックスとなるのは間違いないでしょう。