厚生労働省の専門家検討会が、先日、健康づくりのために推奨される身体活動・運動の目安となるガイド案をまとめたと報じられました。10年ぶりの改訂だそうです。

 そのガイド案では、子ども(18歳未満)、成人(18歳以上)、高齢者(65歳以上)に分け、推奨する具体的な内容を示しました。もとより、個人差というのがありますから、強度や量を調整し、できることから取り組むように、とも求めています。

 このうち、高齢者について、引用します。

  • 歩行は、「1日40分(1日約6千歩)以上」を推奨
  • 歩行以外には、「週2~3回」でもいいので、転倒などに注意して、ダンスやラジオ体操、ヨガなどを推奨 

前にもお書きしましたが、私は6千歩の歩行とラジオ体操を心掛けてまいりました。それが、このガイド案によれば、医学的にも「循環器病やがん、うつ病、認知症などの発症・罹患(りかん)リスクを低減させる」効果があるとのことですから、これからも継続していくうえでのますますの励みになりました。

ところで、6千歩のウオーキングは、けっこうな量ですよ。歩数計って、一日中ぶら下げていればそれなりにカウントされてしまいます。歩き始めに身に着けて、歩行の終わりで数字を確認すると、「えっ、まだこんなものなのか」とその少ない数字に驚かれるかと思います。ウオーキング時の正味の歩数を確認する、それが大切だと思います。