腰椎の手術間もない妻は、当面、かかがむ姿勢をとることが厳禁でして、今回の盆飾りは私が行いました。

この仏壇は、跡継ぎのいない伯母さんの遺言で新潟から業者に運搬してもらったものです。それまで私の家に置いてあった仏壇は、僧侶に「魂抜き」のお経を読んでもらって、その業者に引き取ってもらいました。かれこれ5年前のことです。

この仏壇には、父母の位牌の他に、父系の祖父、祖母、伯父、叔母の戒名、享年、俗名などが書き込まれた札板が入った「繰出位牌」が置かれてあります。

よほどのことが起きない限り、私の死後はここに私の位牌は置かれることになると思います。いや、葬儀をめぐる考え方がどんどん変わっている中にあって、位牌とか遺影などは省略されてしまっているかもしれません。そもそも仏壇だって不要扱いになっているかもしれませんしね。