戦後80年となりました。戦後20年ほどは、ずっとコメ不足状態が続き、食管制度の下、コメの流通は政府のコントロールを受けてまいりました。
子ども心に覚えているのですが、各家庭には「米穀通帳」というのがあって、「配給米」はその通帳を見せなければ購入できませんでした。
中学2年生の時の修学旅行でも、何百グラムかのお米を持参して宿泊先の旅館に渡しましたっけ。50数年前の話です。
ここへきてにわかにコメ不足とか価格高騰というのが起こりました。
天候不順、人手不足、肥料や燃料代の高騰、農家の売り惜しみ、転売ヤーの暗躍・・・その背景についていろいろ取り沙汰されてますが、これまでずっと、国民の食の守るために、国は関税その他の政策を講じてコメの自由化を阻止してきました。
こんな事態が続くのであれば、コメの輸入完全自由化へ舵を切った方がいいのではないか、そう思えてきた私です。