一ケ月ほど前、次のような記事が新聞紙面に小さく載っていました。

「JR東日本と西武鉄道は、JR武蔵野線と西武池袋線をつなぐ連絡線を活用し、2029年3月から直通運転を始める。JR沿線の湘南エリアや西武沿線の秩父エリアなどをつなぐ観光特急を走らせる方針だ。

 JR武蔵野線新秋津駅(東京都東村山市)と西武所沢駅(埼玉県所沢市)の間には、新造車両の搬入などに用いる連絡線がある。両社によると、この連絡線を活用して、JR沿線の湘南、房総エリアや東京ディズニーリゾート、新幹線と接続する大宮駅などと、西武沿線の秩父エリアやプロ野球埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドームなどを結ぶ運行プランが検討されている。

 さらに、JR新秋津駅と約400メートル離れた西武池袋線秋津駅との間に、雨にぬれずに移動できる乗り換え通路を整備し、30年代前半の供用開始をめざす。現在、両駅の乗り換えにはいったん駅の外に出て約8分かかるが、新通路ならば5分以下に短縮できるという」

現在、東京メトロとの間で多くの私鉄が相互乗り入れしています。これは、東京メトロの前身である帝都高速度交通営団の時代に当時の運輸省:現在の国土交通省が展開してきた行政指導と助成の成果だといえましょう。世界に冠たる地下鉄ネットワークに私鉄がリンクし、東京圏の通勤・通学の利便性が格段に向上したのです。

外国人旅行者が、日本を訪問してまず感嘆するのが、新幹線とこの地下鉄ネットワークなのだそうです。マーベラス!長友的にはマンマミーア!

今回の、JR武蔵野線と西武池袋線との間の直通運転の実現化は、観光上での利便性向上に寄与するものです。それはそれでよいことには違いありませんが、注目すべきは、上記第3段落目の、秋津駅・新秋津駅との間の「雨にぬれずに移動できる」乗り換え通路の新設です。

この通路建設は、50年来の懸案でした。                                            雨の日、傘を差しながら、進入してくる車をよけながらの乗り換えは、ほんとうにしんどいものががありました。こんな日には、乗り換えに10分以上かかるのがザラでした。

しかし、なかなか実現できませんでした。商店街が猛反対したからです。乗り換え通路ができればその分客足が遠のきますから、当然と言えば当然ですよね。今回のこの決定、地元ではどう受け止められていることでしょう。怒り狂っている商店主もいることでしょう。反対運動が起きるかもですね。その中には市長の有力後援者がいるかもしれません。議員がいるかもしれません。もし、東村山市がこぞって反対するようにでもなれば、白紙になることだってあるかもですよね。どうかすんなりとコトが運んでいきますように・・・

以上、40年ほど前、鉄道関係に多少なりとも関わったことのある身として、私見も込めて書き込ませていただきました。