雨戸を閉める音で目が覚めた。

おおかた、朝が早い息子がやったのだろう。でも、なんで閉めたんだ?台風が来るんだったか・・・

時計を見ると5時過ぎ、少し早いが起きるとするか。

早く目覚めたときは、私はコーヒーを飲みながら朝刊を読むことにしている。息子が新聞を家に入れてくれたと思ったが、いつもなら置かれている食卓の上には、それはなかった。

「息子のやつ、今日は入れ忘れたか」そう思い、外に出て郵便受けから新聞を取り出そうとしたが、なかった。

遅配かよ、前日の朝2時から行われたサッカーワールドカップ北中米大会での日本敗戦の記事をじっくり読もうとしていたのにそれができない。新聞配達店を呪った。「あとで、電話かけて文句を言ってやる」そう決心した。

それにしても、なんで息子は雨戸を閉めたんだ?台風なんて来そうもないじゃないか、閉めるやつがあるか、そうつぶやきながら私は雨戸を開けた。

2階の自室にいた息子が降りてきた。「俺がせっかく閉めたのに、なんで雨戸あけたんだよ。」

「朝、雨戸を開けるのは当たり前だろう。お前こそ、さっきなんで閉めたんだ?」

「はあ?何言ってんだよ。もう夕方の5時だぞ」

私は、7月1日の朝だとすっかり勘違いしておりました。実際は、6月30日の夕方5時ちょっと過ぎだったのです。前夜、寝ることなく韓流ドラマを観て時間をつぶし、午前2時からのWC日本戦を観て、そのまま起き続けて、朝食後はふだんとおりにぶらぶらと過ごしたものの、昼食後、強烈な睡魔が襲ってきたため昼寝したら、夕方5時過ぎまで寝てしまいました。で、起きたとき、まごうことなく、7月1日の早朝だと思い込んでいたのでした。

朝夕逆転、息子から夕方だと言われるまで、早朝だとホント心底・・・70歳になる2日前の出来事でした。