廃業のごあいさつ
私儀、令和7年8月31日をもって行政書士を廃業することとしました。
開業以来何かと御指導いただいた方には、「一身上の都合により」という、こういう場合の定型句を用いてメールでお知らせしました。で、どういう都合かと申せば、「体力」ならぬ「脳力」の衰えを実感したからでした。
超高齢化社会に突入して、民法を始め様々なルールが改正され、創設されています。それらをフォローアップしてていねいに学んできたつもりが、片っ端から忘れていく。「実践 成年後見」という雑誌、隔月で送られてくるこの雑誌を購読して参りましたが、この数ヶ月読み込むことがおっくうに感じられるようになりました。岩波書店から毎月発行されている「世界」、教養を高めるために愛読してきた雑誌ですが、いまではほとんど飛ばし読み、しかも気に入った記事であってもその内容を次の日にはあらかた忘れてしまっている・・・
こんなありさまでは、例えば後見の依頼があったとして、責任ある、適切なサポートなどできやしません。で、撤退を決めた次第です。
さて、このホームページですが、開設に当たり、相応のコストをかけました。また、そのときどきの思いを書き込むブログにはまだ未練があります。で、当面は続けることといたしました。
主治医の見立では、私はMCI(認知症の前段階・軽度認知症)ではありませんでした。でもそれは、有名な長谷川式認知症スケールの「桜・猫・電車」をまさにワンパターンで用いて行われたものでして、私がその手法を熟知していたがために、すらすら答えたからでした。自覚症状では、私はまごうことなくMCIです。
ですので、そのうちブログが書けなくなってくることでしょう。そのときを迎えましたなら、ホームページを閉鎖します。でも、そうなってくると閉鎖の仕方がわからないまま放置され、インターネット空間のどこかにただずんだままになっているのかもしれません。多くのホームページがそうなっているように・・・






