いま、ひまに飽かせて半藤一利さんの「昭和史1926⇁1945」を読んでいます。

昭和天皇の戦火不拡大の命令に対し面従腹背して、日中戦争の泥沼へと突き進み、そして日本を破滅の淵へと追い込んだ軍中枢に対して、私は激しい怒りを持ちました。何が靖国神社だ、何が英霊だと心底、叫び出したくなりました。

それはそうと、なぜ当時の軍人は戦争をしたがったのか?半藤さんの言うには、「単なる軍事衝突だと、勝っても勲章はもらえない、勲章がもらえないと偉くなれない。なので、戦火を拡大させて宣戦布告する戦争をしたがった」というのです。いわば「事あれかし」が軍部に蔓延する。山本五十六とかが、米国との戦争に反対しても、所詮は少数派、多数を形成する好戦派の勢いを止めることができなかったのは必然でした。

いま、中国に対して「事あれかし」的な感情を持つ人たちが増殖している感じがします。私は「事なかれ」の想いを持ち続けていきます。