彼は、精神科医にして、さまざまな分野で評論活動を繰り広げている方です。
私は彼の著作を2冊読み、また、ネット配信記事にも目を通してきました。それらの中で繰り返し主張しておられますのは:
- 何らかの仕事をする、働く。高齢者の就業率が高い県は、平均寿命が高い・・・例:長野県
- 運転免許は返納しない。運転しなくなると、要介護リスクが2.09倍になるという調査結果あり。
- 交通事故惹起確率は、他の年代と比べ大きな違いがない。ペダルの踏み間違い、逆走は高齢による運転技能の低下からくるものではない。
- 肉を食べる。幸せ物質(セロトニン)は年齢とともに減少するが、肉を食べるとその減少を抑えられる。コレステロールは男性ホルモンを誘発し、元気の源となる。
- 陽光を浴びることが大切であり、そのためにも散歩する。
- 単調な生活は前頭葉を委縮させる。それが意欲を低下させる。
- アウトプット型の行動スタイルを。「読む、知る」から「話す、発する」へ
- 老いてきたということで、子供などとの同居を始め、気を使い、居場所がなくなってしまったように感ずる生活をしていくよりは、一人暮らしの方が、精神的に豊かな老後を過ごせる場合が多い。この場合、近所だとか趣味を通じて、自ら進んで他者とのコミュニケーションを築いていくことが、とてもたいせつなこととなる。