前回、新NISAは当面手を出さないことをお書きしました。

個人の判断でどうするか決めるって、80数年前であれば、ふざけんなこの非国民!ということで白眼視され、責められ、そして徹底的に締め上げられたことでしょう。NHKの朝の連ドラなんかでもよく描かれていたように・・・「贅沢は敵だ」、「欲しがりません、勝つまでは」当時はそれが国民を縛るスローガンであったと、高校時代とかの教科書でも学びましたから、真実なのでしょう。「自虐的な教育をしてけしからん」とのたまう人たちがいるのは承知していますが、父母から昭和20年代の窮乏を幾度となく聞いて育った私は、決してそう言う人たちにはくみしません。

そう考えますと、国債はやばいから買わない、それを堂々と言っても何のとがめもない世の中になって、やっぱり素晴らしいことだと思うのです。

NISAに余裕資金を託すのもよし、これから基準価格が下がるだろうから買わないと判断するのもよし。

町内会の役員だとか、隣組だとかが目を光らせて、あの家は金がありそうだということになれば戦時国債を買わせようとしたあの時代と比べれば、今の世の中は、比較するのもおこがましいほど、ずっとずっとはるかに生きやすい世の中だと思っています。